ブログの表現者として、はじめて登壇いたしました長 謙自(オサ ケンジ pen name)です。 私がこのブログを立ち上げた目的は、今年から始める養鶏の試験研究に関して、①自分の考えをまとめるために記述し、②公開することによって、諸賢のご指導をいただこうとするものです。この考え方は、私の長男が読んでいた「ウェブ進化論」梅田望夫著・ちくま新書に触発されたものです。
田舎に住んでいますと、住人の旺盛な好奇心にさらされることが多いのです。空き巣予防のためにも周囲の住人がもっと不審者に好奇心を関心を持って欲しいときには、知らぬ振りを決め込まれたり、逆に家庭内のことには関心を持ってもらいたくないのに、夫婦げんかが知れ渡っていたりというように、住人の好奇心が良い方向に機能しないことが多々あるわけですが、それにもかかわれず私は従来から、できるだけ知らしめるように心がけていました。近年、プライバシーが大きな権利のような顔をしてのし歩いていますが、秘密は、秘密扱いにしようとするから秘密になるという面が大いにあります。秘密をできるだけ公開することによって、閉塞した社会から受けるストレスを少なくしようと努めているのです。
今回、望田氏の本を読んで、「表現者の考えをウェブ上に公開することによって多くの人の目に触れ、一人で考えているよりもはるかに生産的な考えへと変っていく」という主張に、私は同じ考えであり同じ問題の捉え方だと感じました。そんなわけで、さっそくブログを本日立ち上げたところです。
初回は、まず、私の出生の段をご紹介いたします。私は昭和17年、満州国牡丹江市掖河の関東軍陸軍官舎で出生しました。父は軍属、母は電話交換手でした。私は「達夫」という名前を付けられましたが、父の本籍地では、祖父が役場に別の名前を届けてしまいました。戦前、朝日新聞の第一回懸賞小説の当選者の名前を真似たようです。祖父は戦前の講談社発行の雑誌「キング」を愛読しておりましたので、孫の名前を引用したのかも知れません。
以後の経歴を一度に詳しく書いても、小説ではありませんので、意味を成しません。でも、身の上話がまったく役に立たないわけでもありません。よって、本来の農業と養鶏についての工夫をまとめながら、必要の都度、身の上話にも言及していこうと思っています。
このところ「これは明らかに自分にとってブレークスルーだ」と思えることが何度かありました。ブレークスルーは個人の感度を高くすれば、短期間に何度もあると思えてきました。農業・養鶏の課題というと、商品の開発に重点が置かれますが、マーケティングも大切なことですし、大きく言えば、自然的・社会的環境との相互作用にも目を向けなければなりません。そんなことで、何が飛び出すか分かりませんが、ひたすら書き連ねようと思っています。ご意見を期待しています。
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